私たちは、牛久市在住のオブエザ・エリザベス・アルウォリオさんに人道配慮に基づく在留特別許可を認めるよう、活動しているグループです。これまでのみなさまのさまざまなご支援・ご協力にお礼を申し上げます。
エリザベスさんは現在2回目の難民認定申請中ですが、まだ認定は得られていません。そこで今年、なんとかこの状況を変えるために「人道配慮にもとづく在留特別許可を」と呼びかける署名活動を行い、38000筆余の署名を集め、4月、5月の二度にわたり法務省や入管庁に請願を提出しました。しかし、その回答も未だ得られていません。法務省や入管庁を動かすには地元からの支援が有効との弁護士さんのアドバイスを得て、このたび、私たちは、牛久市議会に対して、エリザベスさんに在留特別許可を求める意見書(地方自治法99条に基づく)を法務省および入管庁に提出するよう請願を提出することにいたしました。請願の趣旨につきましては、別紙の請願書をご参照ください。
この請願は、広く茨城県民のご署名をいただいて、提出したいと考えています。請願は本年12月の第4回定例会に提出する予定です。
つきましては、ぜひ署名集めにご協力くださいますよう、以下の要領でお願いする次第です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
記
※署名は、ご本人の直筆でお願いします。年齢や国籍は問いません。
署名の締め切り:2023年11月20日
署名送付先:
〒169-0075 新宿区高田馬場4-28-19 高田馬場トーシンビル4階 暁法律事務所
※実際に提出する際には、正式な書式のものとなります。ここでは内容部分のみ掲載しています。
牛久市議会議長 諸橋太一郎 様
1.件 名
エリザベスさんに在留特別許可を求める意見書提出に関する請願
2.請願の要旨
牛久市議会として、法務省および出入国在留管理庁に対して、牛久市在住のオブエザ・エリザベス・アルウォリオさんに在留特別許可を求める意見書を提出すること。
3.請願の理由
茨城県牛久市に住むエリザベスさんは難民申請中の仮放免者です。来日して32年になりますが、いまだに在留許可を得られていません。仮放免者は労働が許可されず、健康保険にも入れず、許可なしには県外に移動もできません。
そのような不自由不安定な身分でありながら、エリザベスさんは入管に収容されている他の外国人や仮放免者を力付けるために日々活動しています。書類書きを手伝い、物品を差し入れ、病院や弁護士事務所に付き添い、通訳し、時には家族の代わりに治療同意書にサインするなど、多岐に及ぶ支援活動に日常のほとんどの時間を捧げています。彼女自身も深刻な持病を患い支援を必要としているにもかかわらず、人を助けることに持てる力を全てつぎ込んで暮らしています。東日本入国管理センター(牛久入管)にさえ頼りにされているのが、エリザベスさんなのです。そのエリザベスさんが一番求めているのは日本の在留許可です。
エリザベスさんは現在、2回目の難民申請中です。今年6月に成立した入管法が施行されると、エリザベスさんに強制送還の危険性が高まります。もし強制送還された場合、ビアフラ先住民のナイジェリアからの独立運動に携わるエリザベスさんを待っているのは、即逮捕と処刑です。
仮に難民申請が認められなくても、エリザベスさんに「人道配慮に基づく在留特別許可」を与えるよう、牛久市議会としての意見書を、法務省および出入国在留管理庁に提出してください。地元からの声が国を動かす一番の力になります。よろしくお願いします。